COLLECTIVE CONNECT 活動報告004:生理について考えてみる

こんにちは!コミュニケーション担当のKuwakuです。今回は「生理」がテーマです。さまざまな視点から無意識にある生理の偏見について、学生と社会人がディスカッションしました。

今回は、企業への提言というよりも、学生や社会人などさまざまな立場からの視点で得た気づきから、ディスカッションしました。大手日用品メーカーの企業人が参加していたので、今回のディスカッションの内容がこれからの商品企画等に活かしてもらえたらと思います。では、今回の活動も報告させていただきます!

<生理に関する気づきの共有>
・今のCMは機能性を強調(薄くて漏れないとか)しているが、機能は発達しているので、そんなに強調しなくてもいいと思う。(学生)

・(ある生理用品のCMで)等身大の言葉で生理が語られているのはとてもいい。CMを通じて生理を知ってもらうという活動は素晴らしいと感じた。(学生)

・素朴な疑問ですが、生理用品のCMで「青い液体」を血として使っているのはなぜですか?(学生)
→最近は透明な液体を使っているCMもありますが、日本では血の表現は放送上、規制されています。どうしても血液はデリケートで、それだけでネガティブな反応があります。そのため、リアルな表現は難しいというのが現状です。昔は、CMでナプキンを映すことすらもNGでした。そうした中で商品の吸収力を表現するために青い液を垂らしたことが始まりで、今でも続いています。(企業人)

・改めて思い返すと、生理について考える時間はなかなか日常にはないと思った。過去に、友人が生理痛で学校を休むほど辛そうな時があった。受験期間中もそれが続き、生理の間、学校に行けず、受験にも影響が出ていた。生理が理由で、受験勉強に不公平な影響が出るのは良くないと思う(学生) →学校に生理休暇が必要なのかもしれないですね。人生の選択肢に悪影響が出るのは誰にとっても望ましくないです。(企業人)

<ディスカッション>

●生理をより身近に、話しやすい環境にするにはどうすればいいのでしょうか?

(学生):アメリカに留学した友人(男性)がジェンダーフリーのトイレで、そこには生理用品が当たり前にあることを言っていました。しかし、日本人は男性が生理用品に触れる機会が圧倒的に少なく、購入することもない。せめて、トイレ内にあれば、当たり前に見て、触れることができるので、より身近に感じる事ができると思った。

確かに触れる、見慣れるということも大切かもしれませんね。では、生理のCMに男性が出るのはどう思いますか?

(学生):男性だけというよりも、パートナーと話す感じで出てくるのはいいと思う。パートナーと積極的に話すことが大切ではないでしょうか。


(学生):むしろ、男性が出ない方が不自然ではないでしょうか。今の時代、男性を出すことに躊躇する必要ないと思います。CMで男性が出ていたら、(男性の)友達にも話しやすくなるかもしれない。また、生理中はイライラすると勝手なイメージを持たれたことがあります。偏見を無くすためにもCMで男性を出してもらいたい。

大学に生理休暇がないのは「おかしい」という意見もありましたが、なぜ大学生にないと思いますか?

(学生):生理は年齢を重ねて行くにつれて変化するが、それを知らない人は多いからではないでしょうか。というのも、若いうち、学生であればそんなに辛くないとか、我慢できるとか思っている人は多いと思います。
生理は変化するものということを共有することも重要だと思います。例えば、個室にQRコードを貼って、生理の症状や年齢に伴う変化について、紹介するとか。

(企業人):生理に関して、オープンになっている人が少しづつ増えていると思います。一方で、いざ話すというと少し抵抗はある人がまだいると思います。皆さんはいかがでしょうか?

(学生):抵抗があるわけではないが、男性は生理の話についているか不安感がある(知識が足りていないと感じる)。男性から話せないのは、自分が気持ち悪いと思われるからと内心あるからだと思います。話したくない人は居ても良いと思う。

今回のセッションに対するご意見はもちろんのこと、企業と学生の対話にご興味がある方、対話の場を持ちたいと言う方は Instagram, Twitterから、お気軽にお問い合わせいただけます!ご意見お待ちしています!

Please follow and like us:
Pin Share

おすすめ記事

RSS
Follow by Email
Instagram